Corporate Direction, Inc.
CDI RECRUIT
CDIへの参加
01
コンサルティングは
仕事ではなく生き方である

その支援のために必要なことを具体的に決めて、「仕事」として定義することは不可能だと思っています。

クライアントの置かれている環境、つまり法制度、市場の規模・成長性・ニーズ、競合の数・強み・弱み・戦略、
クライアントの強み・弱み・経営者や従業員の性格・考え方・政治的な力関係や人間関係等、
挙げれば限りないですが、それぞれクライアントによって千差万別なので、
コンサルタントとして求められる思考や行動も、その時々によって変化します。

「これをやることがコンサルタントだ」と具体的に決めることはできないのです。

コンサルタントとして決められた仕事は何もなく、
コンサルタントとして生きる中で自分が「これだ」と思ったことに打ち込む。
そんな中で自分なりのコンサルタント像が見えたり、見えなかったりする。

芸人といっしょだと思います。
「これをやればいい芸人」というものがあるわけではなく、
芸人としての生き方があり、「どうすればいい芸人になれるか」
自分なりに模索する中で、初めて芸人は芸人足りえる。
日々、生きていく中で、芸のネタやヒントを無意識に探している。

…コンサルタントもそういった職業の一種です。

02
自立したコンサルタントが
「育つ」ための『徒弟制』

そのような一人前の「コンサルタント」を育てるため、CDIでは「徒弟制」を採っています。

師匠に当たるManaging Director(経営陣)自らが、
各々で定めた採用基準と採用プロセスで、少数精鋭の弟子を迎え入れる制度です。

採用後の師匠と弟子の関係性は、一見するととても曖昧です。
師匠は、常に弟子と向き合い指導するわけでもなく、
積極的に前を走って背中を見せるわけでもありません。

むしろ、ともにクライアントと向き合う中で、
「横に並んで同じ景色を見て同期していく」という表現が近いかもしれません。

コンサルタントは、人格をクライアントにぶつけなければならないので、
一人前になった姿は、人によって違います。
色んな試行錯誤をしながら、自分で自分を育てるしかありません。
もちろん、経営分析や資料の作り方など技術的なことは教えられますが、
それは、読み書きソロバンのようなものでしかありません。

コンサルタントは「育てる」ものではなく「育つ」ものなのです。

コンサルタントの「育ち方」には個人差があります。
早い時期からポテンシャルを発揮するタイプもいれば、大器晩成のタイプもいます。

CDIとして、いわゆる“Up or Out”の仕組みは採っていません。
若いコンサルタントがじっくり「育つ」ことができるように、
師匠は弟子が「育つ」ための土壌を、覚悟と責任をもって作り、見守ります。
03
CDIに「向かない」人
一人前のコンサルタントの姿は人によって違うので、
「向いている人」を定義することはできません。

ただ、向かない人は、はっきりしています。

①「課題はなんですか?」と尋ねたがる人

学校時代の進学プロセスや前職の昇進プロセスの、「レール上の競走」のクセが抜けない人。
しかし、何が求められるのか、何をすればよいかがわからない現実世界を眼前にして、
「課題を見出すこと」こそが創造力であり、私たちの仕事の本質です。

②経営者や経営トップの意思決定につながる「近道」を求めている人

「経営の意思決定に直接関われる仕事」がしたい、と気楽に言う人が時折いますが、
そのような「近道」があるほど甘くありません。
私たちにできることは、そのために「何倍もの速さで全身全霊で動き考えること」だけです。
必要なことはそれをやり続ける本当の「覚悟」です。

③「給料は会社からもらうもの」「会社に入れば給料をもらえる」と思っている人

創造の旅に出る前から、給料のことを考えている人はいないと思います。
皆で創造したものの対価として得た報酬を、分かち合うだけです。
それを決めるのは、自ら創造したものに対するクライアントの評価です。

④「仕事」と「プライベート」を分けて考える人

自分が生きる上での否応ない関心と、仕事への内なる強い衝動が、根源で分かち難く結びついていなければ、
苦しみながら創造的なものを生み出し続けることはできません。
ワーク・ライフは「バランス」するものでなく「一体」です。

①~④であることが、よくないと言っているわけではありません。
むしろその方が、世の中では常識的で普通のことなのであって、ヘンであるのは私たちの方です。
しかし、常識的で普通の組織では、正直な自分がなんとも収まりが悪く、居場所を見つけられない人。
そういう純粋でヘンな仲間にこそ「参加」してもらいたい・・・私たちはそう願っています。